多自然型護岸の例
多自然型護岸工とは
施工上の注意点
工事完了後の川づくり
我々、工事施工担当者は、図面や設計書の通りに作ってしまえばそれでお終い!といった考え方が一般的です。それは当たり前なのですが、ちょっと息抜きのつもりで、自分が施工した「多自然型護岸」を、数年後に見に行ってみませんか?
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あなたが手がけたあの川は今・・・
工事完了後からが多自然川づくりの始まり!?
多自然川づくりは、非常に長いスパンで捉えなくてはならないものです。工事完了後の調査は、「お役所まかせ」ではなく、定期的に自分の目で確かめに行きませんか?自分が手がけた川に、自然が戻ってくるのを目の当たりにするのは、何事にも代え難い喜びがあります!

自分の施工したものを見に行くという行為は、決して自己満足の為ではありません。工事中には想定出来なかった不具合が数年後には現れているかもしれませんし、予想以上に強度や性能を発揮し、意外な発見もあるかもしれません。
「あの護岸ブロックの上に覆土した箇所は、ちゃんと植生が回復しているかなぁ?」
「魚道は、魚が遡上している形跡があるだろうか?」
「工事中には見なかった小魚や小動物は、帰ってきてくれただろうか?」
「数年間の大雨や台風に耐えていてくれてるだろうか?」
「地域住民の憩いの場として、水辺が活用されている情景は、見ることが出来るだろうか?」
施工直後
7年後
これらをノートにメモしたり、写真を撮ることによって、同様の工事での「変更協議」に上手く活用できるかもしれませんし、予防処置に繋がるアイデアを得ることで、施工品質の精度を増すことができます。

鹿児島県HPより