インターロッキングブロックを敷き並べた舗装道路が多く採用されています。デザイン性が高く、歩道などによく使われる事が多い。色の違うブロックの並べ方によって、いろいろな模様を作り出す事が出来るのが特徴です。その他にも、天然石を並べた物や、タイル、木のブロックなど、使われる材料は多種に上ります。
コンポジット舗装とは、表層または基層にアスファルト混合物を用い、直下の層にコンクリート舗装を施した物などをいいます。コンクリート舗装の構造的な耐久性と、アスファルト舗装の良好な走行性・維持管理性を兼ね備えた舗装です。工事費用は高いが、長期的な維持修繕費を累積して試算すると、トータル的に割安になる、というメリットがあります。
インターロッキングブロックは、路盤に直接施工せず、不陸(わずかな凹凸)を均すために砂や空練モルタルなどを敷いた上に施工をします。
なお、昭和40年代までは、コンクリート平板による歩道舗装が多かったが今ではほとんど見られなくなった。それは、目地に女性のハイヒールが刺さってしまうという理由と、60年安保の学生運動で、国会議事堂や大学周辺では壊されたコンクリート平板が投石の格好の材料となってしまったからだとか。
舗装の材料ひとつとっても、時代の流れを感じますね。
保水性舗装とは、舗装体内に保水された水分が蒸発し、水の気化熱により路面温度の上昇を抑制する性能をもつ舗装です。一般の舗装よりも舗装体内の蓄熱量を低減するため、歩行者空間や沿道の熱汚染環境の改善、ヒートアイランド現象の緩和が期待されています。
保水性舗装は、体感で−1℃程度の温度上昇抑制効果が期待できると言われています。(地上数mの高さで、一般の舗装と比較)
また、ベビーカーに乗った幼児には、−2℃程度の温度上昇抑制効果が期待でき、より歩行者に優しい舗装であると言えます。(地上50cmの位置で比較)
大窪炉材芥Pより